doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

できるかな? 用件4つ

以前書いていたブログをほっぽらかしていたら、動かなくなったので改めてまた始めてみた。

で、当面デザインを変えたり設定をいじったりして、落ち着くまで少し時間がかかりそうだが、ま、こんなもの誰も読んじゃあいないと思うので、いろいろいじり回すのも気楽だ。

それにしても写真のアップロードにすごい時間がかかるようになったと感じる。これをどうにかしろよな、Hatena!!

(閑話休題)

 

 

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今日は片づけるべき用件が4つある。いずれもたいしたことではないけれど。

若い頃なら鼻歌交じりの用件ばかりだから苦にならなかったが、事ここに至っては間違いなくすべてこなせるかどうか多少不安になっている。(あ~あ歳はとりたくねえ!)他人が聞いたらバッカじゃねえかと言われそうだが、そうなんだから仕方がない。

その用件とは、

①駅の向こうの団地の診療所に行っていつもの薬を処方してもらうこと

②診療所の近くの大型電気店でプリントインクを買うこと

③駅のこっち側に戻っていつもの歯医者で葉の掃除をしてもらうこと

④再び駅の向こう側に行き、歩き用の靴を買うこと

なのだが、この中で歯医者は10:30と時間が決められている。④の歩き用の靴を買うのは、自分にとっては大枚となるのでじっくり時間をかけて選びたい、で最後にした。

 

さて、診療所はいつも結構混んでいるので早めに出て、9時頃到着、と・・・けしからぬことに誰もいない。たちまち順番が来て即終わった。こんなはずじゃなかった。30分ぐらいかかる予定であった。そうすれば、10:00開店の電気店にちょうど良い見積もりであった。最初からなんということだろう!

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まだ9時をちょっと回ったばかり、いくら呆け老人でもなんでも1時間近く電気店の前でぼあ~~~っと待ってるわけにはいかない。仕方がないからまた駅の向こうに行って薬局で薬の予約をして、たばこを買って一服して、そうしてゆるゆると駅を越えて電気店に戻った。

電気店でのプリントインクの購入を終わってまた駅を越えて薬局に行き、薬を受け取ると10:30ギリギリ、歯医者に少し遅れたので待ち時間が長かった。カリカリと掃除をしてもらって、歯をよく磨け! と美人の若いお医者さんに叱られて、さていよいよ、また駅を越えて靴を買いに行こう。

 

 

アウトドアビレッジのモンベルで少し良い靴を買おうと思う。まあ、よく歩くほうではないかと思うので、靴だけはちゃんとしたものが欲しい。過去においていい加減な靴を買い、うんにゃ、足を靴に合わせるのだ、とやって足を痛めた。馬鹿といえば大がつく馬鹿だ。

アウトドアビレッジ門前、「本日定休日」の看板!!!

 

4つの用事をこなそうとすればかくの如し。

歳はとりたくねえ~~~

 

 

 

烏の勘公失望せしこと

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家の周りの空をときどき烏が飛んでいることがある。

そうして電柱にとまって人を馬鹿にしたような顔で下を見ている。その電柱の一本にはトランスが据えてあってトランスの上に長い腕木が出っ張っている。またその腕木の上にも複雑な腕木が組み込まれていて、そのいずれにもガシャガシャした針のようなものが植え付けてある。

 

ある時そのトランスの電柱の長い腕木に烏が一羽とまった。

何も気にしないでいたのだが、別な日に見ると烏が小枝を咥えて電柱にとまった。なにごとならむ、思って見ていたら、奴はひょいっとその上の複雑な腕木に飛び移って、ガシャガシャした針の間の、狭い隙間があるのだろう、そこへ丁重に小枝を設置しせしめた。

 

まさかこんな人家の近く、しかも電柱の上に巣を作るなんてことはあるまいが、と思っていると、次の日もまた次の日も小枝を咥えて丁重な設置に余念がない。この様子はサンデッキからよく見えるのだが、こころなしか烏の奴はあの人を小ばかにしたような表情をやめて至って真剣なようにも思える。

 

この時から烏に”勘公”と名前を付せしめ観察にいそしむことにした。

デッキに出るたびに勘公はいそいそと小枝を運び、複雑な腕木に飛び移って丁寧だか雑だかよくわからないけれど、ここから眺めていると極めて慎重に小枝を設置せしめているかのように見える。

 

さて、いつ頃なれば雛が懸命に餌をねだるようになるのだろうか、いつ頃になったら雛がギャアギャア騒ぎ立てるようになるのだろうか、はたまたいつ頃巣立ちをしてどこへ行くつもりなのだろうか。なんだか楽しみでもあるように思われた。

 

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 ある日デッキに出たら、電柱工事の高所作業車が件の電柱にへばりついていた。

高い位置のゴンドラに二人のおじさんが乗って何かしている。よくネットのケーブル工事があるから多分その作業だろうと思っていると、一人のおじさんがやおら電柱から小枝の塊を外し始めた。

 

むむ、と思っているとごっそり小枝の塊を抱えて、それをそのままゴンドラの中に放り込んでしまった。う~むそうであったか。 電柱会社の係が一帯の電柱を検査して回って巣を見つけるというのもうなずけないから、誰かが、電柱に不埒な勘公が巣を作っている、極めて不都合であるから撤去せしめよ、と通報したのかもしれない。

 

 

高所作業車が消えてから間もなく、何もし知らない勘公が例の如く小枝を咥えて帰ってきた。そうして巣のあった場所に飛び移ったが、なんだかきょとんとしている表情に見える。しばらく巣のあった場所で巣を探している風であったが、やがて顔を上げ離れた電柱にとまって、なおも不審である、という風に巣があったほうを眺めていた。

 

だいぶ経ってから勘公は傲然と胸を張り顔を上げてどこやらに飛び立っていった。

以来勘公の姿は消えた。その後は全く姿を見せない。人気のない林の中に新たなマイホームの適地を見つけたのか、もはややる気がなくなって、巣なんぞ作るもんか! とふてくされているのか、人間に憤慨しているのか、いずれにしろ勘公は失望したらしい。

 

烏はひなが生まれるのを感知して巣作りを始めるのか、それとも巣を先に作って雛の製造を試みるのか、そのあたりのことは何も知らない。また、勘公、勘公と呼ばわっているものの、勘子なのか勘江なのかそれも知らない。

 

 

 

会話

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・結局は他人事なんだよなあ、なんでだろ。

*ん、ま、誰かがやるんだろうから任せておけばいいや、と考えているんじゃないか?

・もっと親身になってもらう方法はないものかね。

*何か役割を強制すればいいんだろうけど、強制すれば辞めちゃうしなあ。

・・・ビールをぐびっ!

 

*しかしなんでこんなに参加者が少ないんだ? 金もとらないというのに。

・何が悪いのかなあ、前はもっと多かったんだけどなあ。

*前はメールで参加を呼び掛けてたんだろ。それをwebサイトを見て参加申し込みしてくれと変わったから、っていうのは関係してないか?

・しっかし、webサイトを見るぐらいなんでもないことじゃん、めんどくさいわけでもないしさ。

*もしかすると、メールでの参加募集は、直接自分に声をかけられたと思うんだろか。それでメールされた人は本気になるんだろうか?

・そういえば、商店や企業もみなwebサイトがあるのに、うるさいぐらいメールが飛び込んでくるね。その辺にわれらの陥穽があるのかね。

・このネットの時代、うるさいぐらいにメールでの呼びかけをしないと相手の心に届かないのかなあ。なんだか変な時代になったねえ。

・・・ビールをぐびっ!

 

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・企画の中身に問題がありではないだろうかね。クラブツーリズムなんて大枚を取ってやってることはわれらと大差ないような気がするけどね。

*やっぱりプロはどこか違うのかもしれないけど、企画そのものは同じようなものだと思うな。ガイドの上手、下手つまりわれら素人が下手なんだろうけど。

・だけど、無料と大枚とだからね。われらの無料のほうが断然、と思うがなあ。

・・ビールをぐびっ!

 

・しかしなんだね。活性化しなくなった組織をなんとか元に戻そうというのは、落ち目の商店街が四苦八苦して知恵を絞るのに似てるね。

*そうだなあ! 何とかしたいけど、知恵が浮かばねえ! この半分腐りかけたような頭じゃどうにもなんねえだよ!!

・おい! 少し回ったんじゃねえか。まだ酔うのは早いぜ。そら、少し飲め!

*酔っちゃあいねえよ。酔っちゃあいねえけどなんだか悲しいなあ!

・俺たちの腐れ頭じゃあいい知恵も浮かばねえ。若い人じゃないとだめだよなあ。だけどその若い人が知らん顔なんだから、お手上げだよなあ。しかし落ち目の商店街も必死こいて考えてるぜ。腐れ頭でも考えなきゃあだめだ。

*腐れ頭を叩いてみれば、がさごそがさごそゴミだらけっとくらあ!

・・・ビールをぐびっ!