doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

これいかに?

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 脳みその中にだけにある何者かは、なるべく書かないようにしようと思う。

 のだけれど、脳みその外側に関することが毎日去来するわけでもないから、やむを得なければ即ち仕方がない、場合もある。そんなときは脳みその中だけ由来のことでも書くしかない。

 それとともに、前回書いた「さんぽ①」は写真が表示されないようなので、みっともないから可及的速やかに無かったこととして、さっさと次を書き継いでしまいたい。

 

 この歳になっても世の中は知らないことで満ちみちている。その中でも年来どうしても解らないことが幾つかあって、その解らないことをここに書くことによって、少し整理できたらとも思う。

 解らないことを思いつくままに挙げてみれば、「言葉」「進化」「天皇」・・・などであるけれど、そんな中でも解らないのはどこがどういう風に解らないのか、そこが分からないものもある。これじゃあ、まあ呆けている、ということなのだろう。

 

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 「言葉」は動物と現生人類を区別する一番の特徴だろうと思う。たぶん動物は言葉を持たない。なぜヒトだけが言葉を持つに至ったのか、そこが解らない。原初的に考えてみれば、ヒト同士が「あうう~」「およよ~」などと言い合っても意思が通じないからだんだんに通じ合う言葉が発生してきたのではないかと思うけれど、確証は勿論ない。

 それよりも不思議なのは、赤ん坊が環境の中で「ひとりでに」言葉を覚えてしまうことだ。文字を覚えるように、誰かが訓練したわけではない。のに日本語なら日本語の環境で、英語なら英語の環境で、それぞれその言葉を覚えて使い始める。全く不思議だ!

 このことは、ヒトは生まれながらにして言葉を覚えてしまう能力、つまり脳の仕組みを備えているのだろうと思う。その脳の仕組みは、遺伝子の98%までヒトと同じだと言われるチンパンジーにはどうも無いらしい。どうしてこうなっちゃたんだろう。

 

「言葉」に関するこのような素朴な疑問に対する、学者の明快で統一的な見解はあるのだろうか? 怠け者だからそれも知らない。唯一、養老孟子大先生の見解は読んだけれど、こちらの頭が悪すぎていまいち理解できないでいる。

 

解らないことはず~~っと引きずって

解らないままでいたほうがいいかもしれない。

その方がいつまでも折に触れ考えていられる。