doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

雲の峰はるか南へ

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 さすがの猛暑も影をひそめ、さあ、爽やかな秋の空・・・

と思ったのだが、降るのか降らないのか、ちっとも決断しない優柔不断の空模様、散歩に出るか出ないか、こちらもぐずぐず、それでも晴れ間を選んで歩くのは多摩川の土手道。土手で見つけた「道っぱたの花」を以下に。

 

 道っぱたの花も、1か所に群生し他では見られないもの、どこだってかまわず至るところにはびこっているもの、いろいろあるのを(今更ながら)知った。1か所型は、後で写そう、と思っていると、それ以降見かけなくなるから油断は大敵。

 

 

 

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アレチハナガサ
  1mぐらいの茎がㇲッと伸びて先っぽにげじげじの花蕾、その先端から紫色の1㎜ぐらいの小さな花。花は小さすぎて、わが腕前では写真は無理。これから下に向かって順次咲いていくのか、それともこれで終わりか。これは1か所型だと思う。

 

 

 

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②オオアレチノギク?

 茎の長さは 30~50㎝ぐらいで、穂先に2㎝ぐらいの壺型の花(?)を多数着ける。それが開いて茶色の針状になる(これは花か実か?)。ともかく変てこりんで得体が知れない。いずれも花、葉、実などパーツごとに写真にしないとだめだな、と思うけれど、めんどくさいという理由により却下。

 

 

 

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③アレチウリ?

 でかい葉っぱの間から花の茎がひょいっと伸びて、青っぽい5弁の花。花の直径は1㎝ぐらいで目立たない。実もカラスウリの如くど派手ではなくこれも目立たないらしい。葉っぱだけが仰々しい、世の人に知られぬ花、、、か?。

 それにしても「アレチ・・・」というのが多いなあ。川の土手はやはり荒れ地?

 

 

 

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④ヒメイワダレソウ

 これは街中で見たもの。実は5月ごろ某所で見かけたのだが、そのときはどうしても名が分からずそのまま数か月過ぎ去った、という曰く付き。この度グーグルさんで写して、これらしいと目星をつけ検索して名前を見つけた。ちなみにグーグルさんは案外いろいろ教えてくれる。便利かつ簡便な世の中になったなあ!! 

 

 簡便と言えば、「アマゾンぽちっと」を最近おぼえたわが鬼は、やたらに「ぽちっと」し、あまつさえこっちに何か買うものはないかとまで言う始末。おかげで安物をいくつか「ぽちっと」してもらったが、すぐ届いて決済もまあ簡単で驚いた。アマゾンとグーグルは日本を乗っ取る気らしいゾ。

 

 

 

 

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⑤アイノコセンダングサ

 背丈が1~2mほど伸びて、頂上付近にちらほらと花をつける。花は1cmぐらいで「ハキダメギク」に似ている。ハキダメギクかな、と思っていたがちと違うようだと検索してみた。何しろ背丈だけやたらにデカく、花が貧弱、大男の小顔。バランス悪し!

 

 

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ハゼラン

 花がどんな案配なのか、小さくて写せないので名前に全く自信なし。花は午後の2,3時間しか開かない、とあるが、この写真は朝だから萎んでいて余計なんだかな、だ。ま、またいつかどこかで開いたのを見る機会があると思うので、それまでの一応として。

 

 

 

 今日は雨模様だから散歩や~~めた、とさぼっている間に、道っぱたの花たちは、コロナなんてどこの話だあ? 熱中症なんて知らんぞ? てな感じで、それぞれに花を咲かせ実を結んで、そうして季節が移っていく。

 入道雲は遠く南の海に去っていき、青空に筋雲が白く輝き、夕空は茜に染まる季節になってきた。季節の移ろいがなんだかいとおしい(実は、残された時間の過ぎゆくのが愛おしいのだけれど)。湧く雲は遥かに南夏果てし。

 

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 じゃん、じゃん!