doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

汗ふいて道の向こうに合歓の花

いよいよ梅雨に入って、恐ろしいほどむしむしする。 ぶらぶら歩きも、これで秋口まで休止やむなきや。 資料館の庭で、木陰の風に吹かれながら昼飯をしている。桜の青葉が程よく鬼の陽ざしを遮って、やはり木陰はここちいい。さっき資料館の中をちょっと覗い…

青葉かげ地球測りて蝦夷地ふむ

今月の歩く会は伊能忠敬。 江戸での暮らしを追うのだそうだ。 なにしろ「4千万歩の男」である。それも江戸の昔に、50歳を過ぎてから、なのだからそれだけでもう十分すぎるほど驚異(脅威)を覚える。あまつさえ、婿入り先、佐原の米穀商、酒造家、伊能家の…

梅雨はまだ貯水池の水と空

多摩川の水は羽村から地下に潜り住宅地を抜け横田基地を突通り村山貯水池に至る。 村山貯水池の水は、また地下に潜んで彼方の境浄水場まで旅をする。 村山貯水池の西武多摩湖駅のホームに降りたら、やたら人がホームの向こうへぞろぞろ歩いて行く。惹きつけ…

紫陽花は多摩湖に続く水のみち

羽村取水堰、と言えば玉川上水の取入口、かっては遠く淀橋へと流れていた。 が、もう一つ、野山を縫って村山貯水池(多摩湖)への取水口もある。 忘日、友人と二人、村山貯水池へ向かう水道みちを歩くことにした。この道の地下には、多摩川から取込んだ玉川…