doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

彷徨

おやじ達の夏④

会津の親方の実家での、合宿生活を終了し帰京する日。 第4日目 というわけで、3回もお世話になった敷布やら枕カバーを洗濯機にぶち込んでから、相変わらずの貧しい朝飯を口に押し込み、荷物を整理し、戸締り厳重に、洗濯ものを乾燥所にぶら下げて、勇躍帰途…

おやじ達の夏③

会津まで来て、「親方」の実家の空き家、おやじ3人合宿生活継続中。 第三日目 朝6時ころ、やっぱり皆フスぼけた顔で起きてきた。今日もなんだか雨もよいの天気だが、前日洗濯機へぶち込んでおいた衣類を二階の乾燥場に干しておく。それからやおら冷蔵庫から…

おやじ達の夏②

会津まで来て、「親方」の実家の空き家で、おやじが3人合宿生活をしている。 第二日目 合宿の朝、昨夜の大酒盛りの名残をとどめて、6時ころフスぼけた顔をぶら下げて起きてきた。そして、食パンにハムとトマトを挟んで食う者、昨夜の海苔巻をかじる者、さま…

おやじ達の夏①

仲間3人で会津へ行くことにした。 3人ともすでに、親父の歳を越え爺いだが、歩けるし運転もまあ大丈夫だしなにより酒ばかりぶっくらっているので、この際サバ読んで「おやじ」にしておく。 背が高く真っ黒に日焼けした「現場監督」と呼ばれる某氏が、車を出…

遥か来て谷地の田んぼで蛙鳴く

さすらうは夢のまたゆめ せめて行こうか真似ごとに 凧が切れた糸のように、当てどなくふらふらと行くのは大いなる憧れだけれど、危険な目に合うのも、苦しい目にあうのも、逃げたい。だから当然さすらえない。 野田知佑さんは川の上に船を浮かべ、生涯かけて…

御岳を越える、はずが・・・

前回の秩父の紅葉は赤や黄色が少なかった。 ならば、御岳を越えて五日市への谷筋はどうだろうか。 秩父の仇を御岳でとれるか! ↑ (「岳」と「嶽」の用字間違いがあります) 昨夜の各種天気予報は、どれもすべて弩ピーカンだったのに起きてみればどんより曇…

越後信州駆巡ー帰るー

12時ころ、糸魚川市役所をゆるりと出発、これより千国街道(R148)を南下する。 R148に入るとまず最初は姫川を中にして左右遠く青葉若葉の山並みが続き、とても開放的な気分になる。が、やがて少しづつ左右の山並みが近づいてきてぴたりと挟まれ、姫川が渓谷…

越後信州駆巡ー糸魚川までー

忘日、良寛の里、道の駅「天領出雲崎時代館」を8時過ぎ出発、海側の道を西へ走る。 とりあえず目指すは糸魚川、なぜと言えば千国街道(R148)の谷筋を見てみたい。ただそれだけのために延々西走、しかしながら右窓に広がる日本海は青くたおやかに輝き初夏の…

越後信州駆巡ー出雲崎ー

忘日、十日町にて早朝に目が覚めた。エラク寒い。 寒いから朝飯を食ったとです。ナビゲーションを出雲崎にセットし、出発するとです。運転は一応するけれど、どこをどう通るのか分かりましぇん、機械にただ使われるだけですたい。十日町よさらば、また来るこ…

越後信州駆巡ー十日町の夜ー

忘日、八海山の麓の里で遊んでいたら夕方になってしまった。 最初のもくろみでは今日中に出雲崎を経て柏崎へ行く予定であったが、朝の出発が2時間ばかり遅れたとは言え、それはなんぼなんでも無謀というものだった。ここらで潔く観念せずばなるまい。それに…

越後信州駆巡ー塩沢ー

忘日、早朝に無理して起きてみたが雨がしょぼしょぼ降っている。 あまつさえ昨夜は寝酒などきこし召して寝たのに眠れず、まだ酔(え)っている感じがする。ええ~いままよ、めんどくせえ寝てしまえ。で、今度起きてみたら7時、では出かけてみよう。 今度の旅…

越後信州駆巡ー八海山ー

忘日、八海山の麓の里道を歩く。 午前中に多摩から南魚沼の塩沢まですっ飛んできて、そのあとここへ来た。早朝に家を出ようと思ったら雨が降っていて、その上寝不足でぼんやりしていて、出発を遅らせたからここについたらお昼をだいぶ過ぎた。 ここまで来た…