山道を登りながらこう考えた。 することがないと言って何もしないのは馬鹿である。することに事欠いて、行く先も決めずににふらふらするのは阿呆である。馬鹿と阿呆をこき交ぜて、素知らぬ顔で山道を歩いている。 山道と言っても、古い城址に連なる低い丘陵…
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