doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

2022-01-01から1年間の記事一覧

古道、布田の道を歩く

今月の「歩く会」は、「布田みち」。 前回の「谷戸のみち」に引き続き、小野路から歩いて町田市北丘陵を横断する予定。 多摩センター駅に集まった18名、いずれも元気はつらつ。曇り予報だった空が、なにやら全面的に晴れて弩ピーカンらしいから、それだけで…

秋の終わりに

しばらくの間部屋でぐだぐだしていたので、どこかへ出かけたくなった。 いつか行った秩父街道が通る山峡の地を又歩いてみたい。 そんなわけで、3回目の東飯能駅。だけれど、ごちゃごちゃした街中を歩くのは嫌だから、ここでひょいと西武線の秩父行きに乗り換…

谷戸のみち

今月の「歩く会」は、多摩丘陵の一部「町田北部丘陵」。 隣り合わせの多摩ニュータウンとはがらりと様相を異にして、鄙びた佇が残る。 10時、集合地の小田急・唐木田駅前、初冬の陽ざし燦々として、浮き浮き、にこにこ、16名の笑顔が集まった。晴れ渡った空…

山地から平野へ

前回の”さんぽ”は東飯能駅で終了、今回なぜかここから出発。 東飯能駅到着10時前、ここからいい加減な道を選んで、東へ行こうと思うのだが、駅近くの市街地は意外と住宅が建て込んでいて、細い道が縦横に走り分かりづらい。ともかく、ぶっ壊れの、あてになら…

秋天さやか

じめじめぐずぐずの天気が長く続いて、久しぶりの晴れ予報。 どこかに、歩いたことがない田舎道に、行かねばならぬ。 忘日、地図を開いて案ずるに、青梅から飯能に抜ける谷戸の道がある。途中からは、かって歩いた道になってしまうけれど、止むを得なければ…

そぼ降る雨の隅田川

月1回の「歩く会」の当日、ふたを開けてみれば、 快晴の予報だった天気がドンガラガッタでひっくり返って雨! 予報、いい加減にしろよな! 気分はうっとうしいけれど、ともかくも両国橋に向かって歩き始めた。隅田川にはごっちゃりと橋が架かっているから、…

秋風の中へ

忘夜、グーグルマップを開いて、あちらこちらと眺める。 近場で、まだ歩いていない、どこか田舎道はないか? 山道だったらなんぼでもあるが、山道を登る元気を持ち合わせていない。 つらつらと眺めるのだが、なかなか見つからないなか、やっと一つ見つけた。…

彼岸を過ぎてヒガンバナ

日中の、鬼のような暑さが和らいだので、朝散歩から昼散歩へ、 衣更えにはまだ早いようだけれど、散歩形態をチェンジ。 昼近くになって多摩川へ行ってみると、ふだんの二倍ほどの水が笹濁りして流れていた。地上では雨も風もほとんど影響がなかったけれど、…

石神井川~板橋宿へ

だいぶ涼しくなってきたので「歩く会」再開。 今回は石神井川の岸辺を辿って板橋宿へ行くそうだ。 今回のコースはk氏が初めて設定を担当し、それをいつものⅠ氏が強力にバックアップして作成したという。いろんな人が様々な立場でコースを設定してくれるのは…

地下たび靴の日々

明らかに夏が去り行くのを感じる。 朝夕はだいぶ涼しいし、曇りや雨の日にはいささか寒く感じるときもある。そんな時、夏が過ぎ去っていくのだなあ、と思う。ほっとするような気もするし、なにやら寂しいような気もする。過ぎてみれば喉の暑さは過去のもの。…

おやじ達の夏④

会津の親方の実家での、合宿生活を終了し帰京する日。 第4日目 というわけで、3回もお世話になった敷布やら枕カバーを洗濯機にぶち込んでから、相変わらずの貧しい朝飯を口に押し込み、荷物を整理し、戸締り厳重に、洗濯ものを乾燥所にぶら下げて、勇躍帰途…

おやじ達の夏③

会津まで来て、「親方」の実家の空き家、おやじ3人合宿生活継続中。 第三日目 朝6時ころ、やっぱり皆フスぼけた顔で起きてきた。今日もなんだか雨もよいの天気だが、前日洗濯機へぶち込んでおいた衣類を二階の乾燥場に干しておく。それからやおら冷蔵庫から…

おやじ達の夏②

会津まで来て、「親方」の実家の空き家で、おやじが3人合宿生活をしている。 第二日目 合宿の朝、昨夜の大酒盛りの名残をとどめて、6時ころフスぼけた顔をぶら下げて起きてきた。そして、食パンにハムとトマトを挟んで食う者、昨夜の海苔巻をかじる者、さま…

おやじ達の夏①

仲間3人で会津へ行くことにした。 3人ともすでに、親父の歳を越え爺いだが、歩けるし運転もまあ大丈夫だしなにより酒ばかりぶっくらっているので、この際サバ読んで「おやじ」にしておく。 背が高く真っ黒に日焼けした「現場監督」と呼ばれる某氏が、車を出…

土手道さんぽ

ようやく梅雨が明けた気配がする。 なので、朝の内に土手道を歩くことにした。そして約1週間、朝なのにもやもや暑いので、既にして夏バテのような気分になった。まあ、こんなに早く夏バテすることはないだろうから、体力が枯渇している、ということだろうと…

丘陵地の炎天

今日の気温は35度になるという。 このところ35度はあたりまえ~、何なら40度まで行きまっせ、と言っている。そんな中を、丘陵地をさまよってみようと思う。普通こういうのは、余り利口の沙汰とは言わない、むしろ変わり者の所業と言っていい。 ご丁寧に、こ…

ハケの湧水さらさらゆくよ

歩く会の日 今回はハケ(崖)と湧き水がテーマ。 東京、多摩地方は土地が平らなようで平らではない。 実は階段状になっているのは、多摩川がだんだん南東の方へ横ずれして流れたからだとされ、ならばそれを実感してみようという魂胆で、立川駅に20名が集まっ…

薄曇り? よ~し

多摩川の近くに小さな川が3本ある。 野川、矢川、根川、いずれもハケ(崖線)の下にちょろちょろ流れ出ている。 今日はこのうちの矢川に沿って歩こうと思う。だいぶ前のことだが、麦わら帽子をかぶって自転車に乗ったおっさんが、矢川は立川高校の下から流れ…

雨の隙間に

今日は「歩く会」 テーマは立川(府中)崖線。 住んでいる地域を知るにつき、その地形は一つのカギだと思う。 それで、多摩地域の顕著な地形、国分寺崖線、立川崖線、青柳崖線、いずれも大昔の多摩川が南東方向に流路を変える際、削り取った段丘涯だという。…

遥か来て谷地の田んぼで蛙鳴く

さすらうは夢のまたゆめ せめて行こうか真似ごとに 凧が切れた糸のように、当てどなくふらふらと行くのは大いなる憧れだけれど、危険な目に合うのも、苦しい目にあうのも、逃げたい。だから当然さすらえない。 野田知佑さんは川の上に船を浮かべ、生涯かけて…

若葉の影はまた若葉

梅雨の走りのどんより空のそのすきま 目に青葉、山鶯の声聞きたし、とぶらぶら。 駅を降りたら近くに大塚山という丘がある。・・・はずだが、毎回毎度必ずここで道に迷う。はて、あっちかこっちか、恐ろしいほどの方向音痴、即ちグーグルさんのお世話になっ…

夢の園

買い物のついでに ちくっと昭和記念公園。 瞬く間に園内は若葉の季節になっていた。平日だけれど、中高年がみっしり。お目当てはチューリップであるらしい。が、若葉の輝きだってバカにしたもんじゃないと思う。(誰もバカになんかしていない、かってに独り…

支流の春

多摩川の小さな支流。 そこに美しい景色があったなあ、との朧な記憶。 世間はいつの間にか新緑の季節、ときの移ろいはほんとに早い。浅黄色の柳の芽は、ときの移ろいを考える風でもなく、風の揺らぎに身を任せ日がな一日揺れている。河川敷の公園では、桜が…

見沼田んぼは花が湧く

桜並木が延々と続いているという。 ということで、今月の「歩く会」は「見沼田んぼ」 武蔵野線がぐるっと回って、聞いたこともない、いつできたのかも知らない埼玉高速鉄道に突き当たって乗り換え、終点「浦和美園駅」というところで下車。この鉄道は都内地…

多摩丘陵の谷戸の道

前回、多摩丘陵を歩いてみたら、がぜん興味が湧き、 今回は西の方から行ってみようと思う。 京王堀之内という駅で降りたが、とたんに迷った。どうも駅を降りたらすぐ道に迷うようにできているらしい。体がぐるっと1回転すると、もういけない。どっちがどっち…

玉川上水を歩く

今日は久しぶり「歩く会」。3回目接種が済んだからだろうか、笑顔の14名集合。 ときは紛れなき春のピーカン、日差しはきらきら、空気はぽかぽか、これで笑顔でなかったなら、よほどのペシミスト。集まったのっけからわいわい、あはははと話に花が咲く。玉川…

多摩丘陵うおうさおう(続)

古道といわれる布田道を小田急・黒川駅から小野路まで歩いた。 で、いま小野路宿里山交流館で大いなる昼飯を喫している。 (画像は町田市観光協会から拝借) 里山交流館は、休憩、昼飯(他の人は蕎麦を食べていた)、カフェ(コーヒー)、宴会?(ビール、座…

多摩丘陵うおうさおう

急に気温が高くなって春めき、こころそわそわ。 で、ある人のブログをきっかけに、古道、布田道を歩いてみる。 布田道は布田五宿(調布市)と小野路宿(町田市)を結ぶ往還。だけれど、宅地の開発などでほとんどはその姿を変え、往時を偲ぶよすがは、小田急…

川越線を行く

3回目の接種が済んだので、大威張りである。 威張って、ふんぞり返って、川越線に乗り、沿線を歩こうと思う。 川越線は大いなるローカル線だ。そのローカル度において、八高線にはいささか劣ると言えど、単線、30分間隔の運行、駅間距離3㎞~4㎞は、それ相当…

先駆ける

雪予報が頻繁、いつ降るか分かったもんじゃない。 その隙を狙ってぶらり散歩。 川べりを歩いてみたがどこも枯れ草色であり、春はどこにいるのか。もしかしてここなら、春の先駆けがあるかも知れない、と思い公園に入った。いた、いた、毎年同じように先駆け…