doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

閉じ込められて

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 東京のコロナが感染者が、放物線の上り線みたいにすごいことになっている。しかしエライ人は、出るな騒ぐな静かにしろ、というだけで何もしないらしい。

 追っかけて鬼のような猛暑が連日続いた。日中、下手に表に出た日にゃ、炙り殺されそうな気がする。それでまたおろおろしていたら、月日は猛スピードで過ぎ去って、はやお盆の時期になってしまった。 

 

 コロナと猛暑に閉じ込められて止む無きに至り、朝と夕方に近所を散歩することにした。ところがどっこい、朝は起きられない。5時ごろなんとか無理して起きると、既に陽が登る。6,7㎞、2時間ほど歩いて帰途に着くとすでに暑い。

 夕方なら4時ころから6時ころまでだが、歩き始めの時間はまだ余熱がもんわかと立ち込め暑いし、6時ころは薄暗くなる。朝と夕方、どっちにしても完ぺきではないが、しかし昼日中の、焦げ付くような陽ざしに比べれば、まあ何とかなる。

 

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  朝夕歩くのは、毎日ではなく一日おきぐらいだから、完璧な運動というわけではないけれど、しかしまあ、運動不足の方はこれで不完全ながらなんとかなりそうだ。問題は日中をどう過ごすかだ。

 

 テレビをぼうお~っと見ているの、もなんだかおもしろくない。そこで図書館に行ってみた。これまでのぼろ小屋のような図書館から、団地の小学校の跡地に新しい図書館を作って、建物はキレイに立派になったが、如何せん碌な本がないように思う。

 しかし、碌か禄でないかは人それぞれ違うだろうから、我慢するとして、一度に5,6冊借りてくる。そして1週間ほどで読み終える。ところがどっこい、読んだ本の内容は砂粒ほども頭に残らない。耄碌して頭が壊れているらしい。

 

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 こんな按排に便々と時を過ごしていていいんだろうか!? もっとエキサイティングで充実した日々でなくていいんだろうか!? それはいったい何なのか!?

 そう考えるのは、年寄りにとって無理なのかもしれない、などとも思うが、しかしまてまて、コロナと猛暑が過ぎた暁には、お~し、見ていろやってやろうじゃないか!! と密かに、遠慮がちに、こっそり考える。

 

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