doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

梅雨晴れる

山道を登りながらこう考えた。 することがないと言って何もしないのは馬鹿である。することに事欠いて、行く先も決めずににふらふらするのは阿呆である。馬鹿と阿呆をこき交ぜて、素知らぬ顔で山道を歩いている。 山道と言っても、古い城址に連なる低い丘陵…

府中漫歩

駅から南へ少し歩くと天満宮の森に突き当たる。 今日は久しぶりの皐月晴れだが、空に薄い絹のような雲が広がっていて、この時期の鬼のような陽ざしを和らげてくれるだろう。湿った空気が淀んでいる森蔭の階段を下りていくと、境内に二人ばかりの人影がちらち…

散歩四歩

散歩に行く途中、下車駅から歩いてコンビに立ち寄った。 昼飯のおにぎり、これは絶対不可欠。傘忘れても弁当忘れるナ、と言われている。雨はなんとかすれば何とかなるが、昼飯が無かったら確実にへたばる。ましてその空腹感は鬼の如くであり、精神的ダメージ…

新緑の相模(旧甲州街道・相模湖~上野原)

ちょっと中断していた「旧甲州街道歩き」、温かくなったので再開。 長い街道、どこまで行けるか分らないけれど、ま、行けるところまで。 旧街道歩きは日本橋から始めるべし、という気もするが、ビルの谷間をひたすら車の排ガスと歩くっていうのもなあ! と思…

おあずけ1年:青梅宿から

中断していたサークル活動がやっとこさ再開。 このコース、以前にここへ書いたかもしれないが、 忘日、古い企画のほこりを払って、今回は案内役。 青梅駅から旧青梅街道を西へと辿って、沢井まで歩いてみっか、という企画だけれど、なにしろコロナのため、遅…

歩き始めの春(サークル発進)

自粛していたサークル活動発進、春真っ盛り。 集合駅に9名参集。なんとなく全員が心浮き立っている様子。だろうなあ! 今日はぬくぬくのの上天気で、桜、桃、雪柳、連翹、そして草の花、ぜえ~んぶ一斉に咲いて、緊急事態宣言解除もあって、気分は解放されっ…

さんぽみち、再三

食っちゃ寝ばかりだと腹が出て困る。 では、どこへ行こうか、久しぶりに谷地川のほとりを歩いてみよう。あきる野の丘陵に端を発し八王子へ抜けて多摩川に注ぐ。文字のとおり丘陵に囲まれた谷地地形だが、最近太い道路が通って、昔の鄙びは失われた。なんとな…

さんぽみち、また!

河川敷公園の山茱萸と河津桜 時に暖かい日があって、花なども咲き始め、そわそわするから表に出る。 コロナに用心、電車に乗らないくてもいい散歩道を選ぶ。いきおい、川の岸辺をうろちょろすることとなってしまうが、止むを得なければ仕方がないので、もう…

てすと です

面倒なスマホの乗り換えは、なんとなく簡単に済んだ。前回は訳の分からんごちゃごちゃで、頭が三角になったから、今回も覚悟したが販売店に行って、ちゃちゃっと済ました。 それで、スマホからブログを書いてみたが、やりにくい。なにしろ文字打ちに慣れてな…

さんぽみち

狂おしいほど温くとくなるという。で、いつもの散歩道。 いつの間にか沈丁花の花が咲いて、香り。 春の沈丁花、秋の金木犀。どっちかといえば金木犀、遠くから香る。 一気に春の兆し。季節的にはまだ冬だけどいいのかなあ。あちらこちらで梅が満開。紅梅も白…

小仏よろよろ(甲州街道・小仏バス停~相模湖)

高尾駅の改札を出たら、ちょうど小仏行のバスが発車していった。 あと20分近く待たねばならない、やんぬるかな、やむを得ざれば、駅付近をぐるっと回って時間をつぶし、そしてバス待ちの列に並んだ。ほとんど風もなく、立春を過ぎた陽ざしは眠気を誘うほどぬ…

裏高尾、早春(甲州街道・高尾駅~小仏バス停)

こっそり電車に乗って、高尾駅で「したっ!」と下車。 小仏峠に至る裏高尾の道は旧甲州街道であり、丘陵の谷に挟まれた細い道だから、嘘のようにのんびりしていてる。梅の隠れた名所でもあるらしいが、この時期では少し早いかもしれないなあ。ともあれ今日は…

春の兆し

いつまでも頭上に黒い雲が覆いかぶさっていて、大いに鬱陶しい。 政府の、遅きに失しかつ不徹底なる対策が、この憂愁の元凶ならんや。こんな訳の分からんコロナなるもので、空しくなってたまるものか、わが身は自分で守れ! 故に当面の心得二つ。コロナに罹…

一陽来復

いよいよ明日は冬至。 ようやくここまで来たか、と思う。日増しに夕暮れが早くなり、そして寒くなり、太陽はと言えば、もう疲れたでやんす、へとへとでんがな、の状態で、なんとも頼りなくなって、こっちの心持まで暗くなる。 ところが明日を期にして、少し…

立川崖線を辿って②

立川崖線を丁寧に辿ってみようという試み。その2回目。 前回はモノレール柴崎体育館駅のところで終わった。今回はそこからスタート。そこまで徒歩でいってみたが、結構な距離を歩く羽目になった。なあに、今日も日が暮れた場所から帰ればいいだけのこと、構…

立川崖線を辿って

このところのコロナ感染者急増 自分の身は自分で守るなら 近場を一人で歩け! ююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююю というわけで、昭和記念公園に行ってみた。 人気があるイチョウ並木のトンネルは、ほぼイチョウの葉っぱが散りつくしていたも…

御岳を越える、はずが・・・

前回の秩父の紅葉は赤や黄色が少なかった。 ならば、御岳を越えて五日市への谷筋はどうだろうか。 秩父の仇を御岳でとれるか! ↑ (「岳」と「嶽」の用字間違いがあります) 昨夜の各種天気予報は、どれもすべて弩ピーカンだったのに起きてみればどんより曇…

ちょっくら秩父へ

晩秋の陽が柔らかく照る一日、ひょいっと秩父を歩こうと思った。 無信心の罰当たりだから、観音堂巡りをする気は全然ない。 ただぶらぶらと歩くだけだ。 秩父へは電車でも車でも、おおよそ2時間というところだが、今回は車。青梅を過ぎ、名栗の恐ろしく細い…

八高線・再び(児玉~高崎)

八高線のみぎひだり 足のむくまま気の向くままに 烏が泣いたら帰ろかな ************************************* 八高線はとろとろ走る。ゆえに時間がかかる。しからば車内人間観察。 ハイキングに行くらしいおっさんが…

秋の一日

空気の粒々が朝の陽に煌めくような、美しい秋の日。 久しぶりで近場を散歩。山道は如何に? と滝山城址へ。 城址へ続く丘陵の尾根に登る、わずか10mほどの坂道で早くも息切れ、ぜえぜえ。 近頃歩いていなかったからなあ、体は使わないとたちまち鈍ると言うナ…

八高線・再び(寄居~児玉)

八高線のみぎひだり 足のむくまま気の向くままに 烏が泣いたら帰ろかな ************************************* 八高線沿線のてくてく旅は、コロナのため中断していた。不要不急の、しかも爺いが、電車になんか乗るな…

玉川上水てくてく

今回は多摩川の土手歩きじゃなく、趣向を変えて玉川上水だゾ。 羽村の堰から5,6㎞下流、住宅の中を貫流する玉川上水の、その岸辺を歩いてみようと思う。住宅の中と言っても、むき出しの川辺ではなく、木や草が生い茂っていて上空写真を見ると、緑のベルトと…

そろり、稼働へ

涼しくなったので散歩の時間を、朝から昼へと変更しようと思う。 その上で、熱暑の、そしてコロナの呪縛を逃れ、以前のやさぐれ生活に戻ろうと考える。その手始めにやっぱり多摩川の土手道をたどることにした。日の出の時刻もだいぶ遅くなって、散歩者の姿も…

雲の峰はるか南へ

さすがの猛暑も影をひそめ、さあ、爽やかな秋の空・・・ と思ったのだが、降るのか降らないのか、ちっとも決断しない優柔不断の空模様、散歩に出るか出ないか、こちらもぐずぐず、それでも晴れ間を選んで歩くのは多摩川の土手道。土手で見つけた「道っぱたの…

まるで嘘のように

9月になったとたん、これまでのガンガン照りがまるで嘘だったように涼しい。 朝の空気25℃はむしろ肌寒く感じられた。雲が空をびっしりと覆っているので、頭のてっぺんから強圧的な陽ざしにどやされる恐怖もない。朝のうちぐずついていた空が午後になって明る…

道っぱたの花ー夏

コロナ感染急増 ゆえに近場を散歩の日々 散歩で見かける道っぱたの花 夏は少ない それでも少しづつ撮り溜め ここに一挙大公開(??) もとより素人のいい加減調べ よってご指摘を乞う ①センニンソウ だと思うが、あまり自信はない。花は径3㎝ぐらいで比較的…

やま!-かわ!

コロナ感染急増で、またしても引き籠り。 近くをちょいっと散歩するしかない。 が、今度は猛暑が襲う。 とどのつまりは、朝のうちだけ近場を散歩、てか。 なのだが、この散歩がしばしば長時間になってしまい、もはや夏バテ。 ******************************…

他領域へ侵攻せよ

今回は他領域へ侵攻するのだ。 朝のさんぽでも、街の中はつまらない。ついつい川っぷちに出ることとなる。川っぷちと言っても、いつもの土手を上流へ行くか下流へか、その二つしかない。然らずんば、他領域へ侵攻するしか手がないぞ。いざ侵攻すべし! 侵攻…

足が向くのは川土手

散歩へ出る時間がだんだん早くなってきた。 そうしないとまだ朝ちゅうのに、たちまち暑くなってたまったもんじゃない。 小さな川が流れているさんぽ道を散歩する。草がいっぱい茂っているので、いろいろ見ながら歩く。小川の上に枝を差し伸べる木々の奥から…

あち”ぃ~~

午前中のさんぽだが、9時ころとなればすでに、あち”ぃ~~あち”ぃ~~ ハケの上に神社があり、その下から昔は湧き水が流れていたらしい。その流れの上にふたをして車を締め出し、散歩道になった。その小さな川は、すぐに多摩川方向に向かわずに街を縦断する…