doniti 日誌

( おもしろき こともある世を おもしろく)

散歩

秋深し

秋がぐんと深くなって、そろそろ冬眠しなくちゃ! 冬眠する前に、久しぶりに丘陵の尾根道を歩いて来ようと思う。とは言っても、一番手前に見える、うんと低い尾根だから楽ちん…の筈が…尾根に登るのに何度も休んで、そうして息をと整えねばならぬ、という情け…

蕨宿・浦和宿巡り

11月の「歩けサークル」は、宿場巡りで「蕨宿」へ。 中山道の宿場は、京に向かって江戸の板橋宿の次が浦和宿なのだが、この間14㎞と長いので、間に蕨宿を作ったということらしい。けれど宿場規模は家数430軒で、浦和、大宮宿をしのぐものだったという。 蕨駅…

狭山丘陵の北辺

東京、多摩台地。その北西隅に小さな丘陵がある。狭山丘陵(東西11㎞、南北4㎞)。 標高は200m程度、東西に延びて周りを住宅の海に埋められ、そこに孤島のように浮かんでいる。丘陵の中に東京の水道貯水池、多摩湖と狭山湖があり、南側には細長く横田基地の…

久しぶり野川

数年ぶりになるけれど、野川を歩いて来ようと思う。 野川は、国分寺崖線の直下を流れる、湧き水を主体とした川であり、その湧き出しから追いかけて見ることができるので楽しい。果たして数年ぶりの野川は変わっているのか、相変わらずなのか、いささか楽しみ…

平井川の岸辺

あの鬼のような日中の灼熱も和らぎ、だいぶ涼しい風が吹くらしい。 で、散歩に行く。久しぶりに平井川の岸辺でも歩こうか。平井川は、その源が日の出町の山中「つるつる温泉」辺りにあり、さらさら流れ下って多摩川に合流する。変哲もない小さな川だが、春は…

五日市憲法草案の地

東京の西のはずれ、電車の行き止まりに五日市という街がある。 この街では、明治私擬憲法草案が起草され、山奥の土蔵に眠っていたのを昭和になって発見され、その先進的な規定が一時期話題になった。草案を作ったのはこの街の青年たちであり、その面でも注目…

梅雨晴れる

山道を登りながらこう考えた。 することがないと言って何もしないのは馬鹿である。することに事欠いて、行く先も決めずににふらふらするのは阿呆である。馬鹿と阿呆をこき交ぜて、素知らぬ顔で山道を歩いている。 山道と言っても、古い城址に連なる低い丘陵…

府中漫歩

駅から南へ少し歩くと天満宮の森に突き当たる。 今日は久しぶりの皐月晴れだが、空に薄い絹のような雲が広がっていて、この時期の鬼のような陽ざしを和らげてくれるだろう。湿った空気が淀んでいる森蔭の階段を下りていくと、境内に二人ばかりの人影がちらち…

散歩四歩

散歩に行く途中、下車駅から歩いてコンビに立ち寄った。 昼飯のおにぎり、これは絶対不可欠。傘忘れても弁当忘れるナ、と言われている。雨はなんとかすれば何とかなるが、昼飯が無かったら確実にへたばる。ましてその空腹感は鬼の如くであり、精神的ダメージ…

おあずけ1年:青梅宿から

中断していたサークル活動がやっとこさ再開。 このコース、以前にここへ書いたかもしれないが、 忘日、古い企画のほこりを払って、今回は案内役。 青梅駅から旧青梅街道を西へと辿って、沢井まで歩いてみっか、という企画だけれど、なにしろコロナのため、遅…

歩き始めの春(サークル発進)

自粛していたサークル活動発進、春真っ盛り。 集合駅に9名参集。なんとなく全員が心浮き立っている様子。だろうなあ! 今日はぬくぬくのの上天気で、桜、桃、雪柳、連翹、そして草の花、ぜえ~んぶ一斉に咲いて、緊急事態宣言解除もあって、気分は解放されっ…

さんぽみち、再三

食っちゃ寝ばかりだと腹が出て困る。 では、どこへ行こうか、久しぶりに谷地川のほとりを歩いてみよう。あきる野の丘陵に端を発し八王子へ抜けて多摩川に注ぐ。文字のとおり丘陵に囲まれた谷地地形だが、最近太い道路が通って、昔の鄙びは失われた。なんとな…

さんぽみち、また!

河川敷公園の山茱萸と河津桜 時に暖かい日があって、花なども咲き始め、そわそわするから表に出る。 コロナに用心、電車に乗らないくてもいい散歩道を選ぶ。いきおい、川の岸辺をうろちょろすることとなってしまうが、止むを得なければ仕方がないので、もう…

春の兆し

いつまでも頭上に黒い雲が覆いかぶさっていて、大いに鬱陶しい。 政府の、遅きに失しかつ不徹底なる対策が、この憂愁の元凶ならんや。こんな訳の分からんコロナなるもので、空しくなってたまるものか、わが身は自分で守れ! 故に当面の心得二つ。コロナに罹…

立川崖線を辿って②

立川崖線を丁寧に辿ってみようという試み。その2回目。 前回はモノレール柴崎体育館駅のところで終わった。今回はそこからスタート。そこまで徒歩でいってみたが、結構な距離を歩く羽目になった。なあに、今日も日が暮れた場所から帰ればいいだけのこと、構…

立川崖線を辿って

このところのコロナ感染者急増 自分の身は自分で守るなら 近場を一人で歩け! ююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююююю というわけで、昭和記念公園に行ってみた。 人気があるイチョウ並木のトンネルは、ほぼイチョウの葉っぱが散りつくしていたも…

秋の一日

空気の粒々が朝の陽に煌めくような、美しい秋の日。 久しぶりで近場を散歩。山道は如何に? と滝山城址へ。 城址へ続く丘陵の尾根に登る、わずか10mほどの坂道で早くも息切れ、ぜえぜえ。 近頃歩いていなかったからなあ、体は使わないとたちまち鈍ると言うナ…

玉川上水てくてく

今回は多摩川の土手歩きじゃなく、趣向を変えて玉川上水だゾ。 羽村の堰から5,6㎞下流、住宅の中を貫流する玉川上水の、その岸辺を歩いてみようと思う。住宅の中と言っても、むき出しの川辺ではなく、木や草が生い茂っていて上空写真を見ると、緑のベルトと…

まるで嘘のように

9月になったとたん、これまでのガンガン照りがまるで嘘だったように涼しい。 朝の空気25℃はむしろ肌寒く感じられた。雲が空をびっしりと覆っているので、頭のてっぺんから強圧的な陽ざしにどやされる恐怖もない。朝のうちぐずついていた空が午後になって明る…

他領域へ侵攻せよ

今回は他領域へ侵攻するのだ。 朝のさんぽでも、街の中はつまらない。ついつい川っぷちに出ることとなる。川っぷちと言っても、いつもの土手を上流へ行くか下流へか、その二つしかない。然らずんば、他領域へ侵攻するしか手がないぞ。いざ侵攻すべし! 侵攻…

気が付けば挽夏

コロナの奴がでかい顔で東京を歩き回っている。 東京の端っこの隅っこの我が街でも、毎日知らぬ間に数字が増え続けている。 むむむ~、またまた閉じこもるしかないのかあ!? せっかく梅雨が明けたちゅうに、なんてことをしてくれるんじゃ(怒!) やむを得…

名栗村如何に

余りにも、あぢ~、あぢ~。。。で、八高線一回休み。 ならば、名栗村(現在は飯能市)は? 名栗川(入間川)の段丘に、か細く寄り添う谷間の集落。航空写真を見れば一目瞭然、なんちゅう山、また山。秩父へ抜ける峠はあるものの、余りに急峻にして細道、慣…

自転車・歩行者道と道っ端の花

水道みちを追って、羽村取水堰~村山貯水湖~貯水池周辺を歩いた。 なら、そのあと、どぎゃあするだきゃあー どぎゃあもこぎゃあも、最後までいくしかにゃ~でにゃ~か。 てなわけで、再び村山貯水池。ここから武蔵野市の境浄水場まで一直線の「狭山自転車歩…

村山貯水池と道っ端の花

羽村の堰から村山貯水池まで、水道管が埋まっている道を歩いた。 それなら、いっそのこと貯水池の周りはどうだあ! んだ、んだ、ば、歩くべえでねえだか。 忘日、村山貯水池の傍まで運搬してもらった。電車でも行けなくはないが、不要不急の電車に乗るんじゃ…

保全里山と道っ端の花

水道管が埋設されてる導水管みちを、ひとまず歩き終わって、 さてまだ時間たっぷし、どこへ行こうか? 里山保全地区は如何? ほらええなあ! ほなら行こか! てなわけで、村山貯水池から西へ約3㎞、瑞穂町の近くの、里山が保全されている地域に向かおうと思…

導水管みちと道っ端の花

羽村の堰から村山貯水池へ、水道管埋設の「導水管みち」。 横田基地を挟んで西東、この道をゆったりぶらぶら歩いてみよう。 前回、基地から西へ羽村堰、今日は東へ村山貯水池まで。 このフェンスの向こう側は、横田基地だとばかり思っていたが地図を見るとI…

分水跡と道端の花

玉川上水から付近へ水を引く分水は一時33か所もあったという。 現在ではその一部がひっそりと残されているが、多くは埋め立てられ消えてしまった。 その一つ、殿ヶ谷分水はその跡地が緑道として整備され残されている。 不要不急の電車に乗るんじゃねえ! と…

水道みちと道端の花

引きこもりのゴロチャラ、食っちゃ寝ばかりでは腹が出てくるです。 どこかを歩かねばならんがです。 大正末から昭和初めにかけて、東京の水ひっ迫に対応するため、村山貯水池を建設し多摩川の水を羽村で取水して送水することが計画された。 野を一直線に横切…

花も若葉も

遠くに見え隠れする丘陵の頂が何だかもわもわしている。はや若葉!? 忘日、もわもわに誘われて滝山城址へ。 多摩川の橋から眺めると、城址へ続く尾根道を持つ丘陵は、若葉の萌黄色と桜の白となにかの赤茶色と混じり合って、湧き出すように溢れていた。例年…

立川崖線を探せ③

前回は分倍河原駅まで歩いたので、今回はその続き。 忘日、今日もまた春を欺くぽかぽか陽気、寒い日は家の中で震えていて、温とい日だけ這いだして歩くを身上とする(虫だ)。電車はともかく空いていた。家の中に閉じこもってトイレットペーパーを買い占める…